西武が1位指名を公表 ドラフトの目玉に挙がる西日本工大・隅田知一郎の転機と決断

177センチ、76キロの体格でも最速150キロ「投げ方をわかっているからですかね」

――177センチ、76キロと大きくない中で150キロを投げられるのはどこに秘訣があるのでしょう?
「投げ方を分かっているからですかね。高校から継続して取り組んでいることが、高校の時は意識しながらやっていて、大学ではそれが無意識に出来るようになったからだと思います」

――具体的にどんな意識を持ってやってきたのですか?
「始動して着地するまでの間の取り方、体重移動の比率とタイミングですね。昔は下半身の弱さが悩みでした。力をグッと溜めて、足で蹴ってヒップファーストで前に流れていくんですが、下半身が弱いとゆっくりと前にいくことができないんですよ。下半身強化しながらフォームに繋げるみたいなトレーニングをずっとしてきました。右足は地面に着いているけど、身体はまだ後ろにあるみたいな。それが下半身の弱い高校生だったらできないんです」

――まだ自分の中で伸びしろを感じている?
「感じますね。ウエートトレーニングを冬しかしないんですよ。それも下半身だけです。あとは自重トレーニングとランニングだけでした。プロに行ったら、専門的なウエートトレーニングも入ってくると思うので、もっとパワーはつくんじゃないかなと思います」

――これまでウエートトレーニングやって来なかったのには理由が?
「自分の中で無知だし、合わないんじゃないかというのがあったので。プロに行って、正しいトレーニングを合うのか合わないのか見てもらって、合うのであればやってみたいなと。それが上手くいけば、もっと速くなるんじゃないかと思います」

――球速の理想はありますか?
「154、155キロが出せたら、理想なんじゃないですかね。(楽天の)早川さんが155キロだったので。早川さんも細いですよね。自分もそっちの系統なので。地面からパワーを貰ってボールに伝えるというところは一緒なんで、楽に投げてあれくらい投げられたらいいなと思います」

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