阪神ドラ1森木大智、体脂肪率7%から“肉体改造” トップ評価も座右の銘は「下克上」
陸上選手並みの体脂肪率6~7%から肉体改造中
森木自身「子供の頃、一番最初に憧れたのが藤川さんで、今は世界で一番注目されている大谷翔平選手です」と強調した。
肉体はプロ仕様を通り越し“メジャーサイズ”に達しようとしている。身長184センチで、もともと体脂肪率は陸上選手並みの6~7%。まさに筋肉の塊だが、浜口監督は「そのせいか、よく風邪を引く。プロでは1年中ずっと野球をやらないといけないので、『12~13%は欲しい』という話を本人としていて、今ようやく10~11%になっている。体重も夏の高知県大会敗退後、約3キロ増やして現状で90~91キロ。筋肉量を上げながら、もっと増量させたい」と青写真を明かした。
高知中2年の夏に、全日本少年軟式野球大会で1回戦負けを喫して以降、座右の銘は「下剋上」。浜口監督は「俺たちは一番弱い、一番下から這い上がっていくぞ、という意味でチームのスローガンにした。大智だけがいまだに掲げている」と苦笑する。森木自身は「下から這い上がって頂上に登り詰めるというイメージが、自分に一番響く」と説明した。
浜口監督は「メジャーを目指している日本のプロ選手では、大智が一番下。一番ダメなやつだと自覚させてから、プロへ送り出したい。這い上がってみろ」と熱いエールを送る。将来、森木が甲子園からメジャーへ活躍の舞台を移す時、スピードガンはどんな数字を表示しているのだろうか。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)