日米通算906登板の五十嵐氏が分析するドラフト 最下位も「ブレなかった日本ハム」
古巣ヤクルトは「もう1人くらい外野手を指名しても良かった」
自身が昨季までプレーした古巣・ヤクルトは2位で明治大の丸山和郁外野手を指名した。2軍に長岡秀樹内野手、武岡龍世内野手という二遊間を守れる20歳コンビがいて、五十嵐氏も楽しみな存在と期待をする将来有望な若手だ。となると、ベテラン青木宣親外野手が来年40歳を迎えることもあり、左腕に加えて「課題は外野手」と五十嵐氏は言う。
「塩見(泰隆)と山崎(晃大朗)が28歳。2軍にいる21歳の濱田太貴もいい選手ですが、数年後を考えると若手を補強しておきたいところ。支配下でもう1人くらい外野手を指名しても良かった気はします」
支配下として大学生左腕、大学生外野手、社会人右腕、高校生内野手、高校生右腕と5人を指名。偏らず満遍ない指名に「無難というか攻めていない印象ですね」と評価は辛口だ。
6シーズンを過ごしたソフトバンクについては「選手層は厚いし、今年は外国人選手が当たっていなかっただけ。そこを補強すればなんとかなる」と分析。「14人も育成選手を獲っていますし、選手に2軍や3軍で試合を経験させて、1軍に育て上げるスタンスを考えると、素材のいい風間投手を単独指名できたことは大きかったと思います」と話す。