大谷翔平の“元相棒”がベンチで陰の貢献… 同僚に熱血指導→サヨナラ劇勝演出
エンゼルスから9月にRソックスに加入したホセ・イグレシアス
エンゼルスから今季途中でレッドソックスに加入したホセ・イグレシアス内野手が、プレーオフで陰の貢献を見せている。米メディア「NBCスポーツ」では、11日(日本時間12日)にリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた際、サヨナラ犠飛を呼び込んだ直前のバント成功の裏に、イグレシアスの指導があったと詳報。同僚も感謝の証言をしている。
イグレシアスといえば、エンゼルス時代に大谷翔平投手が本塁打を放った際の祝福シーンがたびたび話題に。日本ファンの間でも“大谷の相棒”として愛されていた。今年9月に自由契約となり、レッドソックス入り。トレード期限の8月31日(同9月1日)を過ぎての移籍のため、規定でポストシーズンには出場できないものの、ベンチに入って“無形のサポート”をしているという。
顕著に現れたのが、レイズとの地区シリーズ第4戦。5-5の同点で迎えた9回、クリスチャン・アローヨが送りバントを決めて1死二塁に。その後、チャンスを広げてキケ・ヘルナンデスのサヨナラ犠飛で歓喜の瞬間を迎えた。8日(同9日)の第2戦でバントを失敗していたアローヨ。その際、ベンチでイグレシアスが隣に座り「ヘイ、君はバントするとき、後ろの足をかなり動かしてる」とアドバイスを送ったという。
アローヨが改善法を尋ねると「自分はいつもこうやっている。君はちょっと後ろの足を動かしすぎているかもね」と身振り手振りで指導。その成果もあって重要な局面で成功。「誓って言うけど、あの(犠打を決めた)打席のとき『後ろの足を動かすな。しっかり転がしてやるべきことをやろう』て自分に言い聞かせてた。バントを決めたときに頭に浮かんだ人はホセ・イグレシアスだけだった」と最敬礼した。