「素晴らしいパワー、足も速い」元楽天のレイズ右腕が太鼓判を押す日本人大砲は?
元楽天・シャギワはレイズの強力リリーフ陣の一角として地区優勝に貢献した
レイズの強力リリーフ陣の一角として奮闘したのが元楽天のJT・シャギワ投手だ。7月末にマリナーズからトレード加入し、25試合登板し、5勝1敗6ホールド、防御率1.90。強豪揃いのア・リーグ東地区で地区優勝に貢献した。
楽天時代の昨季31試合に登板し、0勝3敗1セーブ、6ホールド、防御率5.81。思うような活躍とはいかなかったが、強烈なインパクトを受けた選手がいる。ソフトバンクの柳田悠岐外野手だ。
「ヤナギタはどこのリーグでもプレーできるよ。素晴らしいパワーの持ち主。ストライクゾーンの判断も良い。相手投手の狙いも理解している。足もすごく速い。ヤナギタのことを本当にリスペクトしているよ」
昨季の2被弾はいずれも柳田に許した。7月8日の初対戦で一発を許し、同10日には延長10回にサヨナラ弾を浴びた。「アサムラも本塁打を量産できる選手。彼らなら2人ともメジャーでできるよ。間違いないね」と元同僚のスラッガーとともに太鼓判を押した。
11日(同12日)のレッドソックスとの地区シリーズ第4戦では3回2死一塁から救援登板。レンフローに中越え二塁打を許したものの、続くバスケスを空振り三振に仕留めた。チームは敗れたものの、この地区シリーズは全4試合登板して3回1/3で2奪三振、3安打無失点と結果を出した。一発勝負のポストシーズンについて「初めて経験するポストシーズンは楽しいよ」と語っていた。来季以降の活躍にも注目していきたい。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)