「消化しないと自分は変わらない」 元巨人・鈴木尚広氏が説く失敗との向き合い方
失敗をそのままにしない、日付は変わっても自分自身は変わっていない
「走塁のスペシャリスト」としての美学もあった。「ホームに還るのが仕事。期待値が高い中で、サラリとこなした方がかっこいい」。鈴木さんは、成功の内容にもこだわった。ギリギリでセーフになるのではなく、余裕を見せられれば、次回以降の対戦で優位に立てる。難しい仕事をやり遂げた時も「表情から悟られることもある」と涼しい顔を崩さなかった。
「失敗を今、消化しなければ、あすになって日付は変わっても、自分自身は変わっていません。前に進むためには、やり残さない。自分から野球を取ったら何が残ると思っていました」
子どもの頃、思い切りバットを振って打球を遠くまで飛ばした喜びは、プロになっても忘れることはなかったという。大好きな野球を続けたい。悔いを残したくない。その気持ちが前に進む原動力となり、やり抜くことが強さと自信につながった。
20年間のプロ生活を「いつも、くそっ、負けるかと思っていました。相手というより自分との勝負でしたね」と振り返った。今すぐに失敗を修正し、その失敗を成長に変える。一歩一歩の蓄積が、勝負を決める一歩へとつながっていた。
【今なら登録無料で「200勝左腕が32年間をけがしなかったボール投げ方」配信中】
「TURNING POINT」公式LINE
https://lin.ee/dPKzOXj
育成年代の野球現場に関わる人々へ向けた動画配信サービス「TURNING POINT(ターニングポイント)」が今秋スタート。元プロ選手、アマチュア指導者、トレーナーなど、野球を熟知した一流のアドバイザーがプレーヤーの技術や成長をサポートする指導・育成に特化した動画を配信。成功や技術だけではない多種多様なノウハウ」を発信していきます。
今秋サービス開始予定の「TURNING POINT(ターニングポイント)」では公式LINEにて友だち登録を受付中です。LINE登録した方だけの特典映像やお得な情報を配信します。ぜひご登録ください。
(First-Pitch編集部)
球速を上げたい、打球を遠くに飛ばしたい……。「Full-Count」のきょうだいサイト「First-Pitch」では、野球少年・少女や指導者・保護者の皆さんが知りたい指導方法や、育成現場の“今”を伝えています。野球の楽しさを覚える入り口として、疑問解決への糸口として、役立つ情報を日々発信します。
■「First-Pitch」のURLはこちら
https://first-pitch.jp/