18億円も払ってトレード要員に? 372セーブ右腕巡るWソックスの“奇策”を予想

カブスで防御率0.49→7月末に移籍したWソックスで防御率5.09
通算372セーブを誇るクレイグ・キンブレル投手の去就を巡り、ホワイトソックスが“奇策”に出ると噂されている。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は自身のツイッターに「ホワイトソックスはキンブレルに対する1600万ドル(約18億円)のオプションを行使し、その後冬にトレードすることが予想されている」と投稿。契約延長からの放出という絵を描いているという。
キンブレルは今季、7月末にホワイトソックスに移籍。カブスでは39試合に登板して2勝3敗23セーブ、防御率0.49と復調ぶりを見せていたが、新天地では一転。24試合で2勝2敗1セーブ、防御率5.09と低迷した。
米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は、ナイチンゲール記者のツイートを紹介しつつ、トレード期限でのキンブレルの獲得は「ホワイトソックスの期待とは裏腹に功を奏さなかった」と指摘する。キンブレル獲得のため、ホワイトソックスはコディ・ホイヤーとニック・マドリガルという2人の有望株をカブスに放出。特にマドリガルは2020年の有望株ランキングで全体40位に入るなど期待の若手だっただけに、現状ではホワイトソックスにとっては損だらけのトレードになっているという。
球団にとっては、トレード失敗のレッテルだけは避けたいところ。単にキンブレルを放出するのではなく、契約延長した上で新たな補強の材料にするというそろばんを弾いているのかもしれない。
(Full-Count編集部)
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