最多勝投手や首位打者らも… 実績ある選手が揃う今オフFA市場の注目選手は?

中日・又吉克樹(左)と広島・久里亜蓮【写真:荒川祐史】
中日・又吉克樹(左)と広島・久里亜蓮【写真:荒川祐史】

九里亜蓮は今季12勝、又吉克樹は64試合で防御率1.32と好成績

 大瀬良の同期でもある九里も争奪戦になり得る選手。プロ入りからコンスタントに1軍で投げ続け、2017年から9、8、8、8勝をマーク。今季は初の2桁勝利となる12勝(7敗)とチームの勝ち頭となっている。楽天の岸は2度目の国内FA権取得となる。

 リリーフで最も実績があるのはDeNAの山崎。プロ入り1年目から5年連続で50試合超登板、25セーブ以上をマークしている。昨季は調子を落としてシーズン途中から中継ぎに配置転換。今季も57試合で3勝2敗1セーブ27ホールドの防御率3.42と成績はイマイチながら、国際舞台も含めて経験値はピカイチ。復調に賭けて、獲得に乗り出す球団はあるか。

 中日の祖父江、又吉、田島あたりも密かに注目を集めそうな存在。祖父江はプロ入りから8年連続で30試合超に登板し、昨季からはセットアッパーを任され、54試合に投げて2勝0敗3セーブ28ホールド、防御率1.79で最優秀中継ぎ投手を獲得。今季も55試合に投げて、1勝2敗5セーブ19ホールドで防御率2.59と投手陣を支えてきた。

 又吉も今季復活を果たし、64試合に投げて3勝2敗8セーブで防御率1.32。田島も右肘手術から復帰し、21試合に投げて2勝1敗7ホールドと上々の成績。ソフトバンクの“左キラー”嘉弥真も権利を取得した。今季は58試合で防御率4.71と成績を落としているが、リリーフ左腕の欲しい球団にとってはターゲットになるか。

野手では阪神・梅野、DeNA・宮崎が新たに権利を取得

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