「個人プレーに走らざるを得ない時も」　独立LからNPB復帰を目指した由規の苦悩

NPB経験者が伝えていきたい独立リーグの現実と未来

　BCリーグは1年1年が勝負で、そこにかけている選手が集まっています。今年できなかったから来年やろうということができるところではないので、計画に沿って1年できるかというのが大切なことだと感じています。

　そうは言っても、なかなか難しいことですし、僕も1年目、結果的にシーズンを終えることができたから言えることですが、まだまだ改善していかないといけないことが自分自身にもチームにもあると感じました。

　これまではトレーナーさんや、ケアしてくださる方のおかげで万全な状態で試合に臨めたけれど（今のチームでは）これまでの自分の経験とは大きく変えなければいけない部分がありました。

　例えば、練習が終わってそのままウエートトレーニングができなかったり、限られたトレーニング場の中でトレーニングしなければいけなかったこと。フィジカル面での練習は特に若い子はこれから体を大きくしていかないといけない中でそれができないというのは大変なのかなと感じました。

　その他にも環境の改善ができていけば、それぞれが納得のいくプレーができたりするようになるのではないかといったことをNPB経験者が伝えていく必要もあるなと感じました。

（新保友映 / Tomoe Shinbo）