オリ山本由伸が“投手4冠”へまず1つ 受賞者が確定した各種タイトルは?

オリックス・山本由伸【写真:荒川祐史】
オリックス・山本由伸【写真:荒川祐史】

パ・リーグではロッテの益田、日本ハムの堀のタイトルが確定

 2021年のペナントレースも残りあとわずか。セ・リーグはヤクルトが優勝へのマジックを3とし、2位の阪神が0.5ゲーム差で猛追している。パ・リーグもオリックスが首位に立つものの、残り試合の多い2位ロッテにマジック5が点灯中。最後の最後まで優勝の行方が読めない混戦となっている。

 シーズン最終盤で注目なのは優勝争いとともに、各タイトルの行方。残り試合も5試合前後となり、徐々に受賞者が確定したタイトルも出てきている。21日までに確定したタイトルは以下の通り。

・セ・リーグ
最多セーブ:スアレス(阪神)
最優秀中継ぎ:清水昇(ヤクルト)

・パ・リーグ
最多勝:山本由伸(オリックス)
最多セーブ:益田直也(ロッテ)
最優秀中継ぎ:堀瑞輝(日本ハム)

 両リーグともにリリーフのタイトルが確定している。セ・リーグでは阪神のスアレスが2年連続の最多セーブに。今季はここまで42セーブをマークし、2位の広島・栗林良吏投手とは7セーブ差。残り試合で追いつかれることはない。ヤクルトの清水はプロ野球新記録となる49ホールド(52ホールドポイント)をマーク。こちらも2年連続での最優秀中継ぎ投手を確定させた。

 パ・リーグでは3部門のタイトルが確定。優勝争いを繰り広げるロッテの益田がここまで37セーブ。2位のオリックス・平野佳寿投手は29セーブで残り試合で追いつくことがなくなり、2013年以来、2度目のタイトルに。日本ハムの堀はここまで39ホールド(42ホールドポイント)をマークし、楽天・酒居知史投手と11差。自身初タイトルを決めた。

 オリックスの山本は今季ここまで17勝をマーク。2位の宮城大弥投手が13勝、3位の日本ハム・上沢直之投手が12勝で追うが、残り試合で抜かれることがなくなり、自身初の最多勝が確定。山本は勝利数以外でも、防御率、奪三振、勝率第1位と“投手4冠”を掴む可能性が高くなっている。

(Full-Count編集部)

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