13勝の阪神青柳も盗塁トップの中野も… ドラフト下位指名からブレークしたセ選手たち

阪神・中野拓夢(左)と青柳晃洋【写真:荒川祐史】
阪神・中野拓夢(左)と青柳晃洋【写真:荒川祐史】

阪神・青柳は2015年5位、中野は昨年6位で指名された

 今月11日に行われた「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」では、支配下で計77選手が12球団から指名を受けた。2球団が競合してDeNAが交渉権を得た市和歌山高・小園健太投手ら目玉選手に注目が集まったが、プロ野球の世界は入団してからが勝負。ここではドラフト5位以下で入団し、活躍するセ・リーグの現役選手を紹介する。(記録はすべて10月23日終了時点)

 ヤクルトと優勝争いを繰り広げている阪神は下位指名選手の活躍が際立つ。ルーキーながら遊撃手のポジションを手にした中野拓夢内野手は三菱自動車岡崎から6位で入団。打率.276をマークし、29盗塁はリーグトップだ。青柳晃洋投手と岩崎優投手の東京五輪代表コンビはそれぞれ2015年5位、2013年6位入団。青柳はハーラートップの13勝、岩崎はリーグ2位の41ホールドをマークしている。他にも糸原健斗内野手は2016年5位で入団。下位指名の選手がチームの躍進を支えている。

 6年ぶり優勝へひた走るヤクルトでは、今野龍太投手が2013年に支配下では全体76人中76番目の9位指名で宮城・岩出山高から楽天に入団した。2019年オフに楽天から戦力外通告を受け、昨年入団したヤクルトで花開かせ、今季は63試合に登板。好調ブルペンを支えている。2017年5位入団の金久保優斗は今季4勝をマーク、2016年5位入団の古賀優大捕手も存在感を発揮している。

 巨人では2018年6位入団の戸郷翔征投手が昨年に続いてローテの一角を担い9勝をマーク。2015年7位入団の中川皓太投手は今年もブルペンを支える。高梨雄平投手は2016年ドラフト9位で楽天に指名され、大江竜聖投手は2016年に6位指名された。また、ベテランの中島宏之内野手は2000年ドラフト5位で西武に入団した。

DeNA・宮崎は6位、佐野は9位で入団して首位打者になった

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