サイン盗みは「アストロズだけではない」 球宴右腕が蔓延していた不正競争を暴露
アスレチックス32歳右腕バシットが暴露「ヒューストンは唯一のチームじゃない」
アスレチックスのクリス・バシット投手が米メディア「ジョムボーイ・メディア」の番組に出演し、サイン盗みをしていたのはアストロズだけではないと暴露した。米放送局「CBSスポーツ」が伝えている。
アストロズは2017、18年とサイン盗みをしていたことが発覚。当時から主力だったアルトゥーベ、ブレグマンらは今も敵地でブーイングを浴びている。だが、メジャー7年目右腕にとっては、アストロズのサイン盗み問題は驚きではなかったという。
「アストロズがズルしているって知っていたからね。メジャーにいる全ての球団が何が起こっているのか知っていたよ。でも今は? アストロズは単純にとてもとても強いんだ」
今季キャリアハイの12勝を挙げ、初めてオールスター戦に選出された。そんな32歳右腕の暴露は続く。
「これはパンドラの箱を開けるようなことじゃない。ヒューストンは唯一のチームじゃない。やっていた人は数多くいたよ。幸運にも不運にも、たった1つのチームだけがやっているのがバレてしまったか、それともリーグ全体を綺麗にするためのモルモットにされてしまったか。そういうことだ」
「いろんなことが起こっていたんだ。軍拡競争みたいなものだった。『ヘイ、このチームはこんなことをやっている。このチームはあんなことをやっている。このチームはこんなズルをしている』。ほとんどこんな感じだった。今も起こっているかって? いいや。そういった側面は完全になくなって綺麗になったと思っているよ」
7年目右腕による衝撃の発言。記事では「アストロズだけではなく、リーグ全体に広がる問題だという考え方にさらなる証拠を加えるものだ」と言及している。
(Full-Count編集部)