鷹、川島慶三と釜元豪に戦力外通告 共に現役続行を希望「必要とされるなら」
釜元は猛打賞翌日の通告に「まだまだやれる気持ちはある」
ソフトバンクは26日、福岡市内で川島慶三内野手、釜元豪外野手に来季の契約を結ばない旨を通告した。川島、釜元ともに現役続行を希望した。
川島は佐世保実、九州国際大を経て2005年の大学生・社会人ドラフト3位で日本ハムに入団。2008年にトレードでヤクルトに移籍すると、同年にはキャリア最多となる121試合に出場した。2014年にはトレードでソフトバンクへ。その年は計29試合の出場にとどまったものの、工藤公康監督が就任した2015年以降はチームにとって不可欠な存在となった。
明るいキャラクターとチームを鼓舞する声かけなどで、松田宣浩内野手とともにムードメーカーとして牽引。まだ、左投手キラーとしても重用され、2019年には47試合の出場ながら打率.364を記録した。今季は56試合の出場で打率.239だった。球団との話を終えた川島は「必要と言ってくれるところがあれば、いきます。まだやれると思います」と語っていた。
釜元は2011年の育成ドラフト1巡目で長崎・西陵高からソフトバンクに入団。2014年にウエスタン・リーグで.318の高打率をマークすると、2015年7月に支配下に昇格。2019年には1軍で最多となる86試合に出場し、173打数38安打4本塁打、打率.220の成績を残したものの、今季は18試合の出場。24日の楽天戦で2安打1本塁打3打点、今季最終戦となった25日のロッテ戦では3安打猛打賞と活躍したが、直後の通告に。「覚悟はしていた。まだまだやれる気持ちはあるし、諦めきれない気持ちもある。トライアウトを受けるつもりで練習していくつもりです」と現役続行を希望した。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)