広島・九里、自身初の最多勝確定 5回1失点粘投で13勝目、阪神・青柳に並ぶ
青柳の阪神は143試合を終えており13勝は変わらず
■広島 4ー1 ヤクルト(29日・マツダスタジアム)
広島の九里亜蓮投手が自身初タイトルとなる最多勝を確定させた。29日に本拠地・マツダスタジアムで行われたヤクルト戦で5回1失点と粘投し、ハーラートップタイの13勝目をマークした。
九里は2回、1死満塁から宮本の犠飛で先制点を奪われた。3回以降も走者を得点圏に背負う苦しい投球が続いたものの、粘りの投球で追加点を許さなかった。24日の阪神戦から中4日のマウンドで、5回99球を投げて1失点と好投し、勝利投手の権利を手にした。
打線は1点ビハインドの4回に小園が同点の5号ソロを放つと、菊池涼の適時二塁打で逆転に成功。6回にも2点を追加してリードを広げて、九里を援護した。終盤はリリーフ陣がヤクルト打線に得点を許さずに逃げ切り、九里は13勝目を挙げた。
セ・リーグの最多勝争いは、阪神の青柳晃洋投手が13勝でトップに立ち、この日の勝利で九里が並んだ。阪神はすでに全143試合を終えており、青柳が九里を引き離すことはなく、九里の最多勝は確定。11月1日のヤクルト戦で九里が白星を挙げることがなければ、青柳と九里が最多勝を分け合うことになる。
(Full-Count編集部)