日大三島が4強入り、38年ぶり選抜当確へあと1勝 永田監督「粘りが出てきた」
エース松永が3打点&2失点完投
秋季東海大会が31日、愛知・岡崎市民球場で行われ日大三島(静岡1位)が5-2で津商(三重2位)を破りベスト4進出を果たした。1984年以来、38年ぶりの選抜出場に向け11月6日の準決勝で大垣日大(岐阜2位)と対戦する。
日大三島は「4番・投手」でスタメン出場した松永陽登(2年)が投打で活躍した。初回に先制を許したが、その裏に1死一、二塁から右前適時打を放ちすぐさま同点に追いつくと、5回は1死一、三塁から左中間へ2点タイムリー二塁打を放ち勝ち越しに成功。投げても2失点完投でチームを勝利に導いた。
1点差に詰め寄られた直後の7回には、2死満塁から代打・島田誠也(2年)が中前2点適時打を放ちリードを広げた。
東海地区の選抜出場枠は2校。例年は決勝に残った2チームが甲子園の切符を手にしている。“選抜当確”へ残り1勝となった永田裕治監督は「粘りが出てきた。あとは甲子園へ行きたいか、行きたくないか。気持ちの強さだけ」と語った。報徳学園を率いて春夏通算18度の甲子園出場を誇る名将が聖地へ王手をかけた。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)