松坂大輔は「野球を愛していた」 ボストンメディアが引退惜しむ「サヨナラが来た」
Rソックス移籍の2007年、松坂は15勝を挙げワールドシリーズ制覇にも貢献した
日米23年のキャリアで通算170勝(NPB114勝、MLB56勝)を挙げた西武・松坂大輔投手が今季限りで現役引退した。右腕は2007年に鳴り物入りでレッドソックスに移籍し、同年のワールドシリーズ制覇に貢献するなど活躍。6年間の在籍中に50勝を挙げた松坂の引退を地元メディアが報じている。
地元紙「ボストン・グローブ」は「41歳にしてダイスケにとっての“サヨナラ”が来た」と伝えた。松坂はレッドソックス移籍1年目に15勝(12敗)をマークし、チームの世界一に貢献。翌2008年も18勝(3敗)を挙げる活躍だった。記事は「マツザカは野球を愛していた」として、レッドソックス退団後にメッツでプレーし、帰国後も現役を続けたことに言及している。
また、当時の同僚で現在レッドソックスの指揮を執るアレックス・コーラ監督のコメントを紹介。「彼の注目度は目を見張るものだった。2007年に彼はアメージングな働きをしてくれた。とにかくユニークだった。素晴らしいチームメートだったし、素晴らしいキャリアを送っていた」と振り返っている。
地元メディア「NBCスポーツ・ボストン」も「プロ最後の登板で、Dice-Kに待っていたエモーショナル(グッとくる)な送別の場面」と、10月19日の日本ハム戦で引退試合に臨んだことを伝えた。さらに「マツザカは日本の伝説だ。その地で彼はレッドソックス入団前の8年間で、日本屈指の投手として名を上げた」と称賛している。
(Full-Count編集部)