アストロズが打撃戦制し2勝3敗に 「代打・投手」の奇策で98年ぶり“珍記録”も
初回、ブレーブスが満塁弾で先制も…
■アストロズ 9ー5 ブレーブス(ワールドシリーズ・日本時間1日・アトランタ)
米大リーグのワールドシリーズ第5戦が10月31日(日本時間11月1日)にアトランタで行われ、アストロズが9-5で逆転勝ちしシリーズ対戦成績を2勝3敗とした。第6戦は2日(同3日)に場所を移し、アストロズの本拠地ヒューストンで行われる。
試合は打撃戦となった。ブレーブスは1回、2死満塁からデュバルが右翼へ満塁弾を放ち4点を先制。ただアストロズは2回に1死一、二塁からブレグマンの適時二塁打と、マルドナードの犠飛で2点を返した。3回にはコレアの適時二塁打、さらにグリエルの遊ゴロの間に1点を追加し4-4の同点に追いついた。
その裏ブレーブスは主砲・フリーマンのソロで1点を勝ち越したものの、5回にアストロズは2死満塁からマルドナードが押し出しの四球を選んで再び同点。さらにゴンザレスが左翼へ2点適時打を放ち勝ち越した。7回にも2死二塁からマルドナードが左翼へ適時打を放ち1点を追加した。8回にもコレアの適時打で点差を広げた。
アストロズは4回1死、投手のガルシアへの代打として投手のグリンキーを起用、右前打を放った。これは米スポーツ専門局ESPNによれば、投手がワールドシリーズで代打に出て放った安打としては1923年以来だという。
今年のポストシーズン、ブレーブスはここまで本拠地で戦った7試合を全勝しており、この試合が初の黒星。流れはまたわからなくなった。