鈴木誠也、村上宗隆、岡本和真…3人キングなら78年ぶり セ本塁打王争いどうなる

広島・鈴木誠也、ヤクルト・村上宗隆、巨人・岡本和真(左から)【写真:荒川祐史】
広島・鈴木誠也、ヤクルト・村上宗隆、巨人・岡本和真(左から)【写真:荒川祐史】

誠也不発で日本人2人が分け合っても37年ぶり

 セ・リーグのレギュラーシーズンが1日のヤクルト-広島戦(神宮)で終了し、投打各部門の個人タイトルも確定する。本塁打部門では現在39本でトップに並ぶ村上宗隆(ヤクルト)と岡本和真(巨人)を鈴木誠也(広島)が1本差で追う展開。3人がキングということになれば、実に1リーグ時代の1943年以来78年ぶりの“珍事”だ。

 鈴木誠は直近2試合はベンチスタート。現在打率.319でトップを走り、2019年以来2度目の首位打者獲得にも最短距離にいる。本塁打王獲得となれば初めてで、39本で3人が並び分け合った場合は1943年に岩本章、加藤正二、古川清蔵(ともに名古屋)が4本で分け合って以来となる。

 鈴木が1日の試合で不発に終わり、村上、岡本の2人が分け合った場合、セで2人の本塁打キングが誕生するのは2004年にローズ(巨人)とウッズ(横浜)が45本で並んで以来17年ぶり。日本人同士となれば1984年に掛布雅之(阪神)と宇野勝(中日)が37本で分け合って以来37年ぶりだ。

 また、村上には史上最年少での40号到達という期待もかかる。さらに現在112打点でトップの岡本和を1差で追っており、本塁打と打点の2冠獲得となればセ・リーグでは1962年の王貞治が高卒4年目で38本塁打、85打点で記録したのに並ぶ記録。

 30日に全日程を終了したパ・リーグでは、盗塁王を源田(西武)、和田、荻野(以上ロッテ)、西川(日本ハム)の4人が受賞という史上初の出来事があった。セのタイトル争いは、どのような結末を見せるだろうか。

(Full-Count編集部)

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