澤村拓一の評価は及第点の「B-」 地元紙がメジャー1年目を“採点”「通用すると証明」
今季の澤村は55試合に登板し5勝1敗、防御率3.06
レッドソックスは今季92勝70敗でア・リーグ東地区2位タイとなり、ワイルドカードゲームでは宿敵ヤンキースを撃破。地区シリーズでレイズを3勝1敗で破り、優勝決定シリーズに進出した。昨季の地区最下位から躍進した今季の戦いを、地元紙「ボストン・ヘラルド」は「チーム以外のすべての人間にとってサプライズ」だったとし、監督や選手を9段階で採点。今季加入した澤村拓一投手を「B-」、シーズン後半に“急失速”した守護神マット・バーンズ投手を「D」と評価した。
今回の採点はA、A-、B+、B、B-、C+、C、C-、Dの9段階で“格付け”澤村はメジャー1年目の今季、55試合に登板して5勝1敗、防御率3.06。53回を投げて61三振を奪った。「ボストン・ヘラルド」は「日本のベテラン投手は浮き沈みを経験した。しかしアメリカでプレーするのが今年で初めてだったことを考慮すると、単に頑張り抜く以上のことをした。直球とスプリットはこのレベルで通用すると証明した」と論評した。
厳しかったのは24セーブを挙げたバーンズへの評価で、「D」がつけられた。31歳の右腕は今季60試合登板で6勝5敗24セーブ、防御率3.79。ただ、自身初出場を果たした球宴までに19セーブを挙げるなど大活躍しながら、後半戦に失速したことが印象を悪くしたようだ。
前半戦での活躍で2年1875万ドル(約21億4200万円)の契約を手にしたが「後半戦は完全にその状況がひっくり返った。11登板で防御率13.50という惨めな8月を過ごし、新型コロナにも感染したバーンズは本来の姿を全く取り戻せなかった」と酷評している。右腕は地区シリーズでは途中からロースター入りするも、リーグ優勝決定シリーズでは漏れた。
また、今季復帰したアレックス・コーラ監督の評価は「A-」。「プレーオフで上手くいかなかった判断もあり、今回の評価を少しだけ下げることになったが、レッドソックスは彼からこれ以上の結果を求められなかったことだろう」と高く評価している。
(Full-Count編集部)