新庄監督の“打つよ予言”を裏付けるメジャーでの好成績 補強第1弾はMLB通算56発男
新庄監督「彼は打つよ。持ってるよ。日本の野球にフィットする可能性が高い」
日本ハムは5日、前ブルワーズ傘下のレナート・ヌニエス内野手と契約合意に達したと発表した。オリオールズ時代の2019年にはシーズン31本塁打、90打点を記録。メジャー通算56発の新助っ人には長打力が期待される。
広い札幌ドームを本拠地にするとはいえ、今季のチーム78本塁打はリーグワースト。チームトップは近藤健介の11本塁打で、右打者では高濱祐仁の8本塁打が最多だった。ヌニエスはオリオールズ時代の2019年には打率.244、31本塁打、90打点を記録。60試合制だった2020年も12本塁打をマークした。新庄監督の補強第1弾は、チームのウイークポイントを埋める右の長距離砲となった。
日本人投手との相性も良かった。メジャーではアスレチックス、レンジャーズ、オリオールズ、タイガースと全てア・リーグ球団に所属。18年途中から20年まで所属したオリオールズと同地区で対戦機会の多かったヤンキース・田中将大(現楽天)とは10打席で9打数3安打1死球、OPS.844を記録。菊池雄星(マリナーズFA)とは3打席で対戦して2打数1安打1四球。ブルージェイズ・山口俊(現巨人)とは1打数1安打1打点で、ツインズの前田健太には1打席1四球だった。
日本投手と通算13打数5安打の打率.385、出塁率.500を記録。もちろん打席数は少ないが、NPBでの活躍を期待をしたくなる。新庄剛志監督は「彼は打つよ。持ってるよ。ビデオ観たけど、スイングスピードはちょっと遅く見える。でも、これは逆に日本の野球にフィットする可能性が高いね。なぜかというと、それがボールをバットにうまく乗せて打つことができる技術を持っている証拠だから。軸足に体重をしっかり乗せて、体が前に突っ込まないフォームなのよ」とコメントした。ベネズエラ出身の27歳大砲がジャパニーズドリームをつかめるか。
(Full-Count編集部)