日大三島、決勝進出で38年ぶり選抜確実 永田監督は春夏通算19度目の甲子園出場へ
「4番・投手」の松永は6回に満塁弾を放ち、投げては5失点完投
来春の選抜高校野球大会の選考資料となる秋季東海大会準決勝が6日、愛知・岡崎市民球場で行われ日大三島(静岡1位)が10-5で大垣日大(岐阜2位)を下し決勝進出を決めた。これで1984年以来、38年ぶりの選抜出場を確実にした。
先取点を奪ったのは大垣日大。初回に2死一、三塁から米津煌太(1年)が左越え2点二塁打を放ち先制。だが、その裏に日大三島も2死満塁から永野陽大(1年)が中前へ2点タイムリーを放ちすぐさま同点に追いつく。
試合が動いたのは2-2の同点で迎えた5回。日大三島は2死一、二塁から野口央雅(2年)の右前タイムリーと送球間で2点を勝ち越し。さらに一、三塁から吉川京祐(2年)が左翼フェンス直撃の2点適時三塁打を放ちこの回、一挙4点を奪った。
さらに6回は1死満塁から「4番・投手」の松永陽登(2年)が右翼席へ満塁ホームランを放ちリードを広げた。投げても松永は5失点完投と投打で活躍を見せた。
2020年4月に就任した永田裕治監督は報徳学園時代に春夏通算18度の甲子園出場を誇る名将。新天地で選手と共に汗を流し、わずか1年半で歴史の扉を開けた。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)