ロッテ、佐藤都の劇的打でサヨナラ王手! 白星つかずも佐々木朗の6回10K報われる
8回にロッテ・エチェバリアが楽天・松井から同点ソロ
■ロッテ 5ー4 楽天(CSファースト・6日・ZOZOマリン)
6日にZOZOマリンスタジアムで開幕した「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」のファーストステージ第1戦で、ロッテが楽天にサヨナラ勝ちを収めた。先発の佐々木朗は6回を4安打10奪三振、1失点の快投。7回にリリーフ陣が3失点を喫するも、9回に佐藤都の劇的打で決めた。
佐々木朗は初回からプロ入り最速を更新する159キロを連発。2回に自らの一塁悪送球で先制を許したが、3回2死満塁の窮地では鈴木大を142キロのフォークで空振り三振に。その裏に味方打線に逆転してもらうと、4回以降も失点を許さず毎回の10奪三振。打者25人に対して計96球を投げ、自責点は「0」の快投だった。
7回からは盤石の“勝利の方程式”かと思われたが、国吉が大誤算。四球と自身の悪送球で無死一、二塁を招いた場面は、送りバントを自らスライディングキャッチして併殺に仕留めたが、2死一塁から2連続四球で満塁に。継投した唐川が島内に走者一掃となる左中間への逆転3点適時二塁打を浴び、一気にひっくり返された。しかし8回に、楽天・松井からエチェバリアが同点ソロを放った。
そして9回に1死二塁のチャンスを作ると、代打の佐藤都が右前へ。スタンド大興奮の中、二塁走者の岡がサヨナラのホームを踏んだ。楽天は先発の則本昂が4回3失点と精彩を欠いたが、リリーフ陣が粘投。島内の逆転打で勝利は目前だったが、8回の松井、9回の宋が誤算だった。
ロッテは初戦を制し、オリックスと戦うファイナルステージに王手。7日に引き分け以上で勝ち抜けが決まる。