通算135勝の“クネクネ右腕”がFAに ジャイアンツが来季25億円のオプション拒否

ジャイアンツからFAとなったジョニー・クエト【写真:AP】
ジャイアンツからFAとなったジョニー・クエト【写真:AP】

クエトは15年シーズン終了後オフに6年約147億円で契約、ジ軍は約25億円のオプション行使を拒否

 メジャー通算135勝を誇るジャイアンツのジョニー・クエト投手がFAとなった。球団が来季年俸2200万ドル(約25億円)のオプション行使を拒否。35歳右腕はバイアウト(違約金)として500万ドル(約5億7000万円)を得る。米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」が伝えた。

 打者を幻惑するような“クネクネ投法”で知られるクエトは、2016年から6年総額1億3000万ドル(約147億4400万円)でジャイアンツと契約した。同年は18勝を挙げたが、2018年シーズン途中に右肘のトミー・ジョン手術を受けた影響もあり、同年以降は3、1、2勝と低迷。今季は7勝7敗、防御率4.08だったが、球団はオプションを行使しなかった。

 クエトは今季、4度負傷者リスト(IL)したが、114回2/3を投げた。記事は「基本的には有能なイニングイーター(多くのイニングを投げられる投手)だ」とし、投手としてのピークは2008年から15年途中まで在籍したレッズ時代で、当時と比較すると球速が落ち、空振りを奪う機会も減っていることに触れながらも「多くの球団でローテーションの4~5番手の枠をアップグレード出来る力を持った投手」と評している。

 今季107勝を挙げてナ・リーグ西地区を制したジャイアンツだが、ガウスマン、デスクラファニ、ウッドらチームを牽引した投手がFAになった。そのためクエトの去就については「ジャイアンツがマーケットに残っていても驚きではないだろう」とも占っている。

(Full-Count編集部)

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