西武新任の平石コーチ、引退・松坂大輔と「一緒にやれたらいい」甲子園で死闘の間柄

会見に臨んだ西武・平石洋介1軍打撃コーチ【写真:宮脇広久】
会見に臨んだ西武・平石洋介1軍打撃コーチ【写真:宮脇広久】

長田コーチ、中田コーチと3人で就任会見

 西武は9日、来季から新たに就任する平石洋介1軍打撃コーチ、長田秀一郎ファーム投手コーチ、中田祥多ファームバッテリーコーチの会見を所沢市内で行った。

 注目されるのは平石コーチだ。楽天で8年間現役生活を過ごした後、楽天でコーチを務め、2018年途中から監督代行、翌19年からは正式に監督に就任。チームを前年最下位から3位に押し上げたが、任期満了を理由に同年限りで退任した。昨季と今季はソフトバンクの1軍打撃コーチを務め、指導力には定評があったが、工藤公康監督の退任に伴い退団していた。

 平石、長田の両コーチは、1980年生まれのいわゆる“松坂世代”だ。特に平石コーチはPL学園高3年の夏、主将として、今季限りで現役を引退した松坂大輔投手を擁する横浜高と、伝説的な延長17回の死闘を繰り広げて敗れた。

「西武入りを決断した後、大輔とは電話で話しました。ここにいる長田、(赤田)将吾(コーチ)、上本(達之コーチ)を含め、僕らの世代は横の繋がりが強くて仲がいい。それは大輔の存在が大きい。大輔はこれからも何らかの形でライオンズに携わってくれると、勝手に思っている。大輔とは(将来的に)一緒にやれたらいいねという話もしました」と平石コーチは今後の“共演”を熱望していた。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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