全米が笑った“年間最優秀ボーク賞”は? 無情に転がる球にファン「現実離れ」
レイズのブレット・フィリップスは受賞に「ありがとう」
今季も様々なことがあったメジャーリーグ。時に起きる珍プレーはファンを喜ばせた。大差を付けられた場面で登板した野手がマウンド上でやらかしたボークが、“投球分析家”選定の「年間最優秀ボーク賞」に選ばれ、改めて話題になっている。
レイズのブレット・フィリップス外野手は今年7月2日(日本時間3日)、ニューヨーク州バッファローで行われたブルージェイズ戦で、9点ビハインドの8回に登板。1イニングを投げて2安打2四球1失点だったが、大きく足を広げて捕手のサインをのぞきこみ、投球動作に入る際にボールをポロリと落としてボークを犯した。
「ピッチングニンジャ」の愛称で知られるロブ・フリードマン氏はこのプレーを“2021年のピッチングニンジャ、年間最優秀ボーク賞”に認定し、自身のツイッターに動画を投稿。ファンは「ブレットはレジェンドだ」「ブレットはなんて宝なんだろう」「サイ・ヤングを受賞するべきだった」「彼にサイ・ヤング賞を」「現実離れしたボーク」「満場一致の選択だ!」とコメントを寄せた。
フィリップスもこれに反応してツイッターにコメント動画を投稿。「妻や家族や友人が『賞は賞じゃないか、祝福しようよ』って言うから、私はこうしている。年間最優秀ボーク賞をありがとう」などと語っている。