元鷹ミランダが韓国版の“沢村賞”に輝く シーズン225奪三振の新記録達成を評価

2019年までソフトバンクに在籍していたアリエル・ミランダ【写真:藤浦一都】
2019年までソフトバンクに在籍していたアリエル・ミランダ【写真:藤浦一都】

防御率2.33、225奪三振の圧倒的な成績

 元ソフトバンクで、今季は韓国プロ野球KBOリーグの斗山ベアーズでプレーしたアリエル・ミランダ投手が、シーズンで最も活躍した投手1人に贈られる韓国版の“沢村賞”「チェ・ドンウォン賞」を受賞した。昨年は現在阪神でプレーするラウル・アルカンタラ投手(当時斗山)が受賞するなど、4年連続で外国人の受賞となった。

「聯合ニュース」などの韓国メディアが伝えている。ミランダは2018年のシーズン中にマリナーズからソフトバンク入り、2年間で13勝を挙げた。2019年オフに放出され、昨年は台湾の中信兄弟に所属した。今季斗山入りすると、リーグトップの防御率2.33、225奪三振を記録、14勝も4位タイという大活躍。225奪三振は、1984年のチェ・ドンウォン氏の記録を更新する、シーズン奪三振の新記録となった。

 報道によれば、選考委員会はミランダの受賞について「奪三振記録の更新が大きく影響した」としている。またミランダは「斗山のユニホームを着て、韓国の大投手チェ・ドンウォンの記録を更新できたのは光栄だ。ともに候補に上がった投手たちにも拍手を贈りたい」とコメントした。受賞候補には史上初めてリリーフ投手としてオ・スンファン(元阪神)もノミネートされていた。

 また、聯合ニュースによれば、ミランダは14日に開幕する韓国シリーズの出場メンバー入りした。レギュラーシーズン終了後は肩の疲労を理由に実戦から離れてきたが、大舞台でさらなる活躍を見せられるだろうか。

(Full-Count編集部)

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