ド軍ターナーも大谷翔平MVPを祝福 「投打両方において明らかにスペシャル」
負傷した足の回復具合は「全て順調だよ」
ドジャースの主砲ジャスティン・ターナー内野手が、ア・リーグMVPを受賞したエンゼルスの大谷翔平投手を祝福した。ドジャー・スタジアムで行われた毎年恒例の感謝祭イベントに参加。「彼は成し遂げたね!」と賛辞を送った。
大谷がMVPについて「取りたいなと勿論、思っていた」と語ったことを知っていたターナーは「MVPになりたかったみたいだね。これでリストにチェックを入れられたね。彼は投打両方において明らかにスペシャル。嬉しく思うよ。素晴らしいことだ」と喜んだ。続けて「でも私はトレイに投票するけどね」と冗談でチームメートのトレイ・ターナーの名前を挙げて笑いを誘った。
今季はブレーブスとのナ・リーグ優勝決定シリーズの第4戦途中にハムストリングを痛めて負傷交代。その後ロースターから外れてシーズンを終えた。現在の状態について「全て順調だよ。週3回ここ(ドジャー・スタジアム)に来て、治療やリハビリを受けたり、ワークアウトしたりしている」と回復に向かっていることを強調。来春のキャンプに向けて「必要となればしっかり走れると自信を持っているよ」と100%で挑む自信を見せた。
また、偉大なOBも大谷の快挙を祝福した。メキシコ出身の左腕で、1981年に新人王とサイヤング賞に輝いたフェルナンド・バレンズエラ氏もイベントに登場。大谷のMVPについて「素晴らしいことだね。素晴らしい打者であり、素晴らしい投手。努力の賜物だね」と賛辞を惜しまなかった。1990年には69打数21安打で打率.304を記録したように打力にも優れた投手だったが「いやいや、オオタニのようにはいかないよ」と本家二刀流に脱帽した。同じロサンゼルスを本拠地とする球団にも、祝福ムードがあふれていた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)