大阪桐蔭に投の“スーパー1年生” 6回10Kの左腕・前田「伸び伸びやれました」
4回から2番手で登板、最速144キロを記録
第52回明治神宮野球大会第2日が21日、神宮球場で行われた。高校の部の第2試合では、大阪桐蔭が8-4で敦賀気比(福井)を下した。注目の1年生左腕・前田悠伍投手は4回から2番手として登板し6回2安打10奪三振、無失点の好リリーフを見せた。
前田は最速144キロの直球、チェンジアップ、スライダーを軸に危なげない投球を見せた。試合後は「素直にうれしい」とはにかみながら「いつも通り楽しく、伸び伸びとやれました」と力を出し切れた様子。「きょうは自分のベストを尽くすことを考えていましたが、自分の力だけじゃない。次の試合も全員プレーで1戦1戦勝ち上がって、最終的には優勝したい」と日本一を目標に掲げた。
前田は1点を追う4回に2番手でリリーフ。この回3者凡退に仕留めると、5回には3番打者からの中軸を3者連続三振に斬った。6回に自らの左犠飛で同点に追いついてからも、冷静さを失わず好投を続けた。
20日には花巻東(岩手)の佐々木麟太郎内野手(1年)が、全国デビューの打席で本塁打を放ちスタンドを沸かせた。まだまだ活躍する1年生が出てきそうだ。
(Full-Count編集部)