来季の筒香嘉智は一塁起用が中心? パ軍地元紙報道、再契約も「見込みがある」
チェリントンGMの構想は「外野より一塁」で進行中
筒香嘉智内野手と残留交渉中のパイレーツが、来季は一塁を中心とした起用を考えていると地元紙「ピッツバーグ・ポストガゼット」が伝えている。ベン・チェリントンGMが明らかにしたもので、来季以降の契約交渉も順調に進んでいる様子がうかがえる。
「パイレーツはヨシ・ツツゴウを連れ戻せる」という見出しの記事は、チェリントンGMが19日(日本時間20日)に行ったZOOM会見の内容を伝えている。この中でGMは「パイレーツはツツゴウと、来年ピッツバーグに戻ることに関して前向きな会話を続けている」こと、そして「この交渉の多くは、来季ツツゴウが外野よりも一塁を多く守るという構想を軸においたものだった」ことを口にしているという。
さらにGMは「私たちは、話し合いがいい方向に進んでいる感触を得ているし、まだ彼を連れ戻すことを望んでいる。(残留させられる)見込みがあるが、まだ発表できることは何もない」と、契約交渉が最終段階に近づいていると示唆している。
筒香を一塁に置く構想のもとに、来季のチーム編成は進んでいるように見える。記事によればパイレーツは19日(同20日)に、3人の若手外野手をメジャー昇格の前提となる40人枠に加えた。チェリントンGMは「現時点で我々の40人枠に入っている外野手は全員、早ければ来年にもプレータイムを得る大きなチャンスがあるだろう」と彼らの積極起用を口にしている。
今季、8月にパイレーツへ移籍してからの筒香は、DeNA時代にも経験の少ない右翼守備を主にこなした。右翼での出場が20試合、150回1/3に及んだのに対し、一塁では15試合、88回2/3にとどまる。同紙は「ツツゴウが再契約すれば、コリン・モランと一塁での出場時間を分けることになりそうだ。もし両リーグDH制が採用されれば、DHでの出場もあるだろう」と指摘。より打撃に専念できるポジションで、成績をさらに向上させられるだろうか。
(Full-Count編集部)