中央学院大が逆転で神宮大会初優勝 慶大は東京六大学勢初の4冠ならず
1点を追う6回に一挙5点を奪い、逆転に成功した
第52回明治神宮野球大会・大学の部の決勝戦が25日に神宮球場で行われ、中央学院大が慶大に9-8で逆転勝利。3度目の出場で悲願の初優勝を果たした。
中央学院大は3点を追う5回1死一塁で、佐藤晃一捕手(4年)に2戦連発の2ランが飛び出し1点差に迫った。続く6回には1死満塁で2番・武田登生内野手(4年)が左中間へ走者一掃の3点二塁打を放って逆転。この回、一挙5点を奪ってリードを広げた。その後は慶大の反撃にあったが逃げ切り、初の栄冠を手にした。
2002年以来19年ぶりの出場だった中央学院大。初戦の佛教大戦で大会初勝利を挙げ、勢いに乗って頂点に立った。敗れた慶大は、春秋の東京六大学リーグ、6月の全日本大学野球選手権に続き、東京六大学勢初の大学4冠に期待がかかっていたが、あと1勝が遠かった。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)