入れ替え戦危機から12連勝 大逆転日本一を手にした中央学院大の“わっしょい野球”

エース古田島が声でも活躍「たまにアホなこと言うんですけど…」

 神宮大会でもその姿勢は変わらなかった。慶大にも4点を先制されたが「自分たちがやってきたことをやれば絶対勝てると信じていました」と武田。1点差の6回1死満塁で左中間に逆転の3点適時二塁打を放った。最後は猛追する慶大を凌ぎ、1点差で勝利した。

 諦めない姿勢の根底にあるのは“わっしょい野球”。「どんな場面でも挑戦者の気持ちを持ってやってきた」と自信を持つ。たとえ先制されていようとも、チームは明るかった。

 中でも大きな声を出していたのは、エース・古田島。武田は「たまにアホなことを言うんですけど……。あいつの声はチームを元気にさせてくれた」と笑いながら、感謝の意を述べた。

 どんな場面でも諦めない姿勢で“陸の王者”を倒した中央学院大。4年生にとっては最後の大会。有終の美を飾り、活躍の場を移す。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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