3年連続で前年度覇者が1回戦敗退 都市対抗開幕戦でHondaがJR東日本東北に敗れる
今年も冬の開催、2年ぶりに応援合戦も復活
社会人野球の頂点を争う第92回都市対抗野球が28日、東京ドームで開幕した。開幕戦では昨年の大会を制し推薦出場したHondaが、JR東日本東北と対戦、3-5で敗れた。前年覇者が1回戦で姿を消すのは昨年のJFE東日本、一昨年の大阪ガスに続いて3大会連続となる。
試合は2-2の同点で迎えた7回、JR東日本東北が長打攻勢で勝ち越した。無死1塁から「3番・中堅」の鈴木聖歩外野手が左中間に2ラン本塁打し勝ち越し、1死後「5番・DH」の石井信次郎捕手(七十七銀行から補強)が中堅フェンス直撃の二塁打、続く安西聡外野手も中越えに適時三塁打し計3得点を挙げた。
Hondaは新人の片山皓心投手を先発に立てたが3回1失点で降板、継投策を取った。1点を先制されて迎えた4回に井上彰吾外野手の大会1号ソロなどで勝ち越したものの、後続の投手が捕まった。JR東日本東北は、先発したルーキー竹本祐瑛投手の好投が光った。
今大会は、東京五輪の影響もあり例年の夏から冬に時期を移して行われる。新型コロナウイルスの感染対策を施し、2年ぶりに大会の名物ともいえるブラスバンドやチアリーダーが登場しての応援合戦が復活した。