巨人ドラ2・山田龍聖は初の都市対抗で8回途中3失点 JR東日本が初戦で姿消す

先発したJR東日本・山田龍聖【写真:中戸川知世】
先発したJR東日本・山田龍聖【写真:中戸川知世】

直球で押しまくり10奪三振も…終盤力尽く

 第92回都市対抗野球は29日、東京ドームで大会第2日を行った。第2試合では12年連続出場のJR東日本が2-3でHonda熊本に逆転負けを喫し、初戦で姿を消した。10月のプロ野球ドラフト会議で巨人の2位指名を受けた山田龍聖投手が、JR東日本の先発マウンドに上がり7回2/3を投げ3失点。巨人の原辰徳監督も見守る中での登板だったが、終盤力尽きた。

 山田は初回から最速149キロを記録した直球を中心に押していった。3回までに5奪三振。いつもと同じくマウンドで吠えまくり、試合を支配した。打線も1回、2回と1点ずつを奪い援護した。

 ただ2点リードした4回、山田は先頭の稲垣翔太内野手に右越えソロを許し、さらに1死一、二塁から丸山竜治捕手の右前適時打で同点に追いつかれた。

 さらに8回、先頭から連続三振を奪いこの試合10個目を記録したところまでは良かったが、四球と田場亮平内野手(沖縄電力から補強)の左前打で2死一、三塁のピンチを招く。ここで代打の持永健太朗外野手に左前へ勝ち越し打を許してマウンドを降りた。

 7回2/3を投げ被安打7、3失点。ベンチへ戻ってからも最前列に陣取り、仲間へ声援を送ったが勝利はならなかった。山田は高岡商高からJR入りし3年目の今季、急成長を遂げた投手。都市対抗のマウンドで投げるのは初めてだった。来季からの本拠地となる東京ドームで、アマチュアとして最後の試合を終えた。

(羽鳥慶太 / Keita Hatori)

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