筒香嘉智には5球団からオファー パイレーツ残留の決め手になった希望とは?
筒香の希望は「毎日守備につきながら出場する機会があるチーム」
パイレーツからFAとなり単年400万ドル(約4億5000万円)で残留することに合意していた筒香嘉智外野手。代理人を務めるジョエル・ウルフ氏が29日にオンライン会見を行い、正式に契約を結んでパイレーツ残留が決まったことを明らかにした。
メジャー2年目の今季、レイズ、ドジャース、パイレーツと3球団を渡り歩いた筒香。シーズンを通しては81試合で打率.217、8本塁打32打点という成績だったが、パイレーツ移籍後に限れば、43試合で打率.268、8本塁打25打点と活躍した。
ウルフ氏によると、筒香にはパイレーツのほかに4球団から獲得のオファーがあったという。筒香が最も求めていたのは「1年契約で、(投手の左右によって起用を変える)プラトーン起用ではなく、毎日守備につきながら出場する機会があるチーム」だったとウルフ氏は明かす。パイレーツはこの筒香の希望を受け止め、1年契約で残留することになった。
パイレーツは来季、筒香を主に一塁手として起用するプランを持っており、ウルフ氏は「この契約のおかげで、彼は1年プレーして、今季最後の6~7週間こそが本来の姿であり、素晴らしい打者であることを証明するチャンスを得た」とも語る。活躍次第ではシーズン途中でプレーオフ出場を狙うチームへのトレードや、今季の400万ドル(4億5000万円)から3~4倍の契約となる可能性も示していた。
(Full-Count編集部)