阪神ドラ6豊田、2ラン直後に両足つって苦笑「本塁までたどり着けるか心配でした」

生還直後に交代「うれしいよりもやばいという感じでした」

　今秋ドラフト会議で阪神から6位指名を受けた日立製作所の豊田寛外野手が30日、東京ドームで行われた都市対抗野球大会のヤマハとの1回戦で、3打数2安打1本塁打2打点を気を吐き、4-0での勝利に貢献した。5回の本塁打の際に両足をつり、直後に交代。「走っている時は、うれしいよりもやばいという感じでした」と頭をかいた。

　ヤマハとは前回大会に続いて対戦。1-0と1点リードの5回2死三塁で、豊田が放った打球は右翼スタンドに届いた。日立ベンチは2ランに沸いたが、当の豊田は苦しそうな表情。その裏の守備から濱元航輝外野手に交代した。

　試合後、脱水症状で両足をつったことを明かし「ホームまでたどり着けるか心配でした」と苦笑い。12月4日に行われる東邦ガスとの2回戦への出場には影響ない見込み。「チームに勝つことが恩返し」と、次戦での更なる活躍を誓った。

（川村虎大 / Kodai Kawamura）