期待の大砲候補は大誤算、救援右腕は24Hの活躍 日本ハム助っ人の貢献度は?

日本ハムのブライアン・ロドリゲス(左)と王柏融【写真:石川加奈子】
日本ハムのブライアン・ロドリゲス(左)と王柏融【写真:石川加奈子】

R・ロドリゲスは50試合出場で6本塁打に終わった

 栗山英樹監督が率いて10年目となった今季の日本ハムは、55勝68敗20分けで3年連続5位に終わった。外国人も先発の柱として期待されたバーヘイゲンが5勝どまり、野手ではR・ロドリゲスが50試合出場にとどまるなど起爆剤になれなかった。日本ハム5選手の今シーズンの働きを検証する。

【投手】
〇バーヘイゲン
・20試合5勝8敗0S0H 防御率3.84
〇B・ロドリゲス
・47試合0勝2敗3S24H 防御率2.74
〇アーリン
・11試合2勝3敗0S0H 防御率3.32

 昨季8勝を挙げたバーヘイゲンは20試合登板で5勝、防御率3.84に終わった。それでも後半戦に限れば9登板で3勝2敗、防御率1.65、奪三振率10.47と力を示した。来日1年目のアーリンは11試合登板にとどまり、退団が決まった。来日4年目のB・ロドリゲスは自己最多の47試合に登板、24ホールド、防御率2.74と奮闘した。

【野手】
〇R・ロドリゲス
・50試合122打数24安打6本塁打12打点 .216
〇王柏融
・95試合252打数61安打9本塁打48打点 .242

 新加入のR・ロドリゲスは新型コロナの影響で来日が遅れ、5月上旬に自身も陽性判定を受けて離脱。前半戦は16試合出場にとどまり、打率.088(34打数3安打)、1本塁打、1打点と低迷した。後半戦はやや盛り返したといえ、打率.216、6本塁打に終わり、退団が決まった。

 来日3年目の王柏融は開幕2軍スタートとなったが、4月27日に1軍昇格。NPBで自己最多の95試合出場、9本塁打を放った。シーズン後に契約延長が発表された。「大王」と呼ばれた台湾の至宝は、来季こそその力を発揮できるか。

(Full-Count編集部)

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