1995年オリV戦士が31年ぶり甲子園登板 古巣の優勝が刺激「気持ちにハリが出ました」
野球少年や母校の高校球児ががんばるきっかけに
「気持ちや指導内容にハリが出ました。母校のユニフォームに袖を通したのは高校3年生以来です。この歳になっても目標を持つことができて幸せでした。ワクワクしました」と話し、頬を緩める一幕も。
現在は兵庫県加古郡播磨町で野球塾を運営し、少年硬式野球チーム・東加古川レッドアローズの運営と指導にもあたっている。今年のマスターズ甲子園は感染症対策により無観客試合だったため、子ども達が応援に駆け付けられなかった。「何通か応援メールが届いていました。三振を3つとったと報告したかったです」と悔しさを滲ませた。
自身のチームに所属している野球少年だけでなく、母校の後輩たちへも気を配った。夏4回の甲子園出場成績を誇る能代は、OBチームのマスターズ甲子園出場により、19年ぶりに聖地のスコアボードに校名が刻まれたことになる。「母校が甲子園から遠のいているので、OBチームの活躍をなにかの媒体で見て奮起してくれれば」と語り、現役の高校球児へエールを送った。
(喜岡桜 / Sakura Kioka)