フライを「顔の前で捕る」は間違い? 正しい捕り方を身につけるオススメ練習法

お勧めの練習方法はノックバットを使わない「手投げ捕球」

 ノッカーはノックバットを置いて、ボールだけを持ちましょう。次に約30メートル離れたところから、選手たちをノッカーに向かって全力疾走させてください。ノッカーは走ってくる選手たちに向けて、適当なタイミングでボールを投げてください。選手たちには横からボールを見るよう意識させ、自分の顔の斜め前で捕球する指示を出してあげてください。外野ノックを行う前にこの練習を行っておけば、自然とフライへの捕球の入り方が変わってきます。

 ノックをたくさん受けることも大切です。外野フライは天候の影響を受けやすく、走りながら捕ることが多いです。回数を重ねることで、風で打球が流されることや日差しが目に入ること、走ることで捕球までに目線が上下してしまうことに慣れるため、様々な打球を捕ることも大切です。

 グラウンドが狭く、外野ノックができない場合には「手投げ捕球」をやって、打球を横から見る習慣付けだけでもしておきましょう。それだけでも、試合でのミスを少なくすることが期待できます。家でも同様に、スポンジボールなど使って顔の斜め前でグラブを構えて捕球する練習をすれば、打球を横から見るクセ付けができます。ぜひ「手投げ捕球」で練習して外野フライの捕球時のグラブの位置と打球の見方を覚えましょう。

【実際の映像を見る】フライが難しいと感じる子へお勧めの練習方法 ノックバットを使わない「手投げ捕球」

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