鷹・栗原、大幅増の8000万円でサイン 自己最高成績にも「納得いくものではなかった」
使い道を問われ「福井と言えば蟹。福井に帰って蟹800杯食べたい」
ソフトバンクの栗原陵矢捕手が15日、PayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季の4400万円から3600万円アップの年俸8000万円で来季の契約にサインした。交渉後の会見では「順位が順位ですし、納得いく成績でもなかったので、まだまだやらないといけない」と口にした。(金額は推定)
昨季、レギュラーの座を掴んだ栗原は今季、全143試合にスタメン出場。左翼、右翼の外野だけでなく、三塁や一塁もこなして打率.275、21本塁打77打点とキャリアハイの成績を残した。また野球日本代表「侍ジャパン」の一員として、東京五輪の金メダルに貢献。準々決勝のアメリカ戦ではタイブレークの延長10回無死一、二塁で、代打として大会初出場。プレッシャーのかかる場面でバントを決めて、劇的なサヨナラ勝ちのお膳立てもした。
それでも「評価できるのは全試合出られたことだけ」と自己評価は厳しい。来季に向けて「打率は3割2分は打ちたいと思いますし、全てにおいてキャリアハイの成績は出したい。今年以上の成績を来年残さないといけないと思っています」と意気込んだ。
また、昇給分の使い道を問われると「8000万円分食べたいです。福井なんで蟹じゃないですか。福井に帰って蟹800杯食べます」と報道陣を笑わせていた。来季から背番号が「31」から「24」に変更となり、登録が捕手から外野手となることも明らかにした。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)