小4球児の力強いスイングは「和太鼓」のおかげ 素振りで穴だらけの畳で極める“二刀流”
父の指導で和太鼓にも取り組む大和くん、野球に生きる部分とは
公之さんが運営する道場で、和太鼓にも取り組む“二刀流”だ。水曜日と金曜日は和太鼓の練習もあるため、帰宅時間は午後9時を回る。夜になると音が鳴る練習はできないため、道場に行く前にティー打撃を済ませ、帰宅後に素振りなど音の出ないメニューをこなす。
和太鼓のトレーニングでも、野球に生きる部分が多くあるという。力強い太鼓の音色を出すために、真上からバチを強く叩き下ろす。そこで使われる肩甲骨や下半身が、スイングの安定とパワーにつながっているという。バチを叩きつける瞬間も、打撃でのインパクトに通じる部分があると話す。
将来の夢はメジャーリーガー。「自分のプレーを見て野球をやる人が増えれば」と願う。憧れは広島・鈴木誠也外野手とヤクルト・山田哲人内野手。「プロでも10割目指したい」と鈴木誠が口にしていた目標も口にする。まだまだ、小学4年生。大和くんの将来が楽しみだ。