ガーバーら外国人“大外れ”、球界最年長選手は健在…中日の今季補強はどうだった?
加藤翔は2球団で初打席初球を本塁打、ガーバーは46打席で18三振を喫した
2021年の中日は55勝71敗17分けで5位。昨季は8年ぶりAクラスの3位に躍進したが、再びBクラスに転落した。チーム防御率3.22はリーグ1位で、チーム打率.237はワースト。投高打低だったシーズンで、今季補強した選手は機能したのか診断する。
14年ぶりに古巣に復帰した球界最年長44歳の福留孝介外野手が健在ぶりを示した。91試合中、43試合に先発出場。「3番・DH」で先発した5月29日の日本ハム戦では4安打を放った。10月11日に出場選手登録を抹消されるまで1軍にフル帯同、同10日のDeNA戦でNPB通算2000試合出場を果たした。
昨オフに楽天を自由契約になった山下斐紹捕手は育成契約で入団。6月1日に支配下登録されたが、5試合出場にとどまった。加藤翔平外野手は、加藤匠馬捕手との交換トレードで6月16日にロッテから加入。55試合に出場した。移籍初戦(6月18日、対ヤクルト)の第1打席で初球を本塁打。2球団で初打席初球本塁打はNPB史上初の珍事として話題になった。
外国人では3人が加入したが、期待外れだった。左腕ランディ・ロサリオ投手は9試合登板、マイク・ガーバー外野手は4月28日の阪神戦でデビューするも、5月17日に登録抹消。以降に1軍でプレーすることはなかった。僅か12試合出場、46打席で18三振を喫する惨状だった。育成入団のルーク・ワカマツ内野手は支配下契約されなかった。