日本ハム伊藤、来季はオリ山本の独壇場を阻止へ タイトル視野「まずは1個獲りたい」

北海道鹿部町で町民栄誉賞を受賞した日本ハム・伊藤大海(左)と盛田町長【写真:石川加奈子】
北海道鹿部町で町民栄誉賞を受賞した日本ハム・伊藤大海(左)と盛田町長【写真:石川加奈子】

鹿部町の子どもたちとふれあい「もっともっとみんなの自慢の先輩であれるように」

 子どもたちと触れ合い、新たな交流にも意欲が湧いてきた。「夢を語り合う場をできる限り続けていって、1人でも多くの子が夢や目標を持つきっかけに携われたらなと思います」とイメージを膨らませる。同じ鹿部町出身で奇跡のリリーバーと言われた故盛田幸妃氏は盛田幸妃杯少年野球大会を地元で創設したが、伊藤は「生徒数もすごく減っているので、野球に限らず、何か新しい取り組みができたら面白いのかなと思います」と話す。

 鹿部町の子どもたちを本拠地に招待するプランも温めている。「この状況が落ち着いたら、したいと思います。野球に興味持ってほしいというわけじゃないですけど、一生懸命やっている姿をテレビ画面越しではなくて、生で1度見てもらいたいなと思いました」とコロナ禍が収束後に実現を考えている。

「今日、子どもたちと接して、自分で言うのも何ですが嬉しそうにしていたのが目に見えて分かりました。それだけのことを今年1年間やってきたんだなと思いましたし、もっともっとみんなの自慢の先輩であれるようにやっていきたいと思います」と充実した1日を過ごした伊藤。当面は地元でトレーニングしながら、趣味の釣りでリフレッシュして来季に備える。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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