新助っ人たちは“大外れ”、3年連続Bクラスの原因に…広島の今季補強はどうだった?

広島のカイル・バード(左)とケビン・クロン【写真:荒川祐史】
広島のカイル・バード(左)とケビン・クロン【写真:荒川祐史】

クロンは42試合出場、バードは11ホールドにとどまった

 2021年の広島は63勝68敗12分けで4位。2016年から2018年までリーグ3連覇した後、3年連続でBクラスとなった。ドラフト1位の栗林良吏投手が37セーブの活躍で新人王に輝くなど新人の活躍が目立ったが、ルーキー以外で今季新たに補強した選手は機能したのだろうか。その働きを振り返る。

 左腕カイル・バード投手は33試合登板で11ホールド、防御率4.57。セットアッパーとして期待されたが、安定感に欠けた。ドビーダス・ネバラスカス投手は僅か1試合登板にとどまった。

 大砲候補として加入したケビン・クロン内野手も全くの期待外れ。開幕直後に上半身のコンディション不良で離脱。復帰後も状態が上がらず、6月14日に再び2軍降格すると1軍に戻ることはなかった。42試合出場、6本塁打の成績は大誤算だった。

 これら3選手の他、スコット、メヒアと外国人5選手が今季限りで退団。助っ人の不振はチーム成績に大きな影響を及ぼした。

【成績表】バード、ネバラスカス、クロン… 期待外れに終わった広島2021年新戦力の成績一覧

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