イチロー氏、上原氏が「MLB史上最高のFA」に選出 投打のレジェンドが米で再評価
イチロー氏は2001年にMVP、新人王、首位打者、盗塁王など数々のタイトルを獲得
日本人レジェンド2選手の活躍は色褪せることはない。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は「ポジション別MLB史上最高のFA契約」を特集し、外野手でイチロー氏(会長付き特別補佐兼インストラクター)、救援投手で上原浩治氏が選出された。
今回の選考の基準は、再契約などは除外され、個人成績もさることながら、チームの成績が大きく変わるなど貢献度の高かった選手となっている。
外野手部門の1人には、2000年にメジャー移籍したイチロー氏がランクイン。当時、3年1410万ドル(約16億円)でオリックスからポスティングシステムでマリナーズに加入すると、157試合に出場し打率.350、242安打、8本塁打69打点、56盗塁と規格外の成績を残した。
MVP、新人王、首位打者、盗塁王など数々のタイトルを獲得し「実力を疑っていたであろう者たちを黙らせるのに彼が費やした時間は、わずか1シーズンだけだった」と、その実力が本物であったことを指摘。チームも2001年は116勝46敗でア・リーグ西地区1位に輝いている。3年契約の間に662安打、打率.328を残しており「懐事情的にも助かる最初の3年契約だった」と伝えている。
そして中継ぎ部門では2012年オフにレンジャーズから2年925万ドル(約11億円)でレッドソックスに移籍した上原浩治氏が選出された。2013年は73試合に登板し4勝1敗、防御率1.09、13ホールド21セーブ。ポストシーズンでも7セーブを挙げワールドシリーズ制覇に貢献した。
翌年も64試合に登板するなどリリーフ陣の一角として活躍した右腕を「当時のレッドソックスが抑え投手に心底求めていたのが安定感だった」と評価。30歳を超えても衰え知らずの投球を見せ、世界一の原動力となった上原氏の活躍を称えていた。
(Full-Count編集部)