元G西村健太朗監督も脱帽 最速116キロ誇る巨人Jr.初の女子選手が見せた好救援

3回から登板したジャイアンツジュニア・濱嶋葵さん【写真:川村虎大】
3回から登板したジャイアンツジュニア・濱嶋葵さん【写真:川村虎大】

目標は巨人の女子チーム「大人になってもこのユニホームを着れるように」

 4歳から遊びで野球を始め、一番の練習相手は父・翼さん。小学5年生で球速は100キロを超え、今では最速116キロを誇る。この日も、1球投げるごとにスタンドからはどよめきが起きた。

 憧れている選手は3人いる。エンゼルス・大谷翔平投手、オリックス・山本由伸投手、そして兵庫・神戸弘陵高の島野愛友利投手だ。背番号は大谷と同じ「17」、グラブもアシックス社製の大谷モデルだ。所属チーム・荻窪ビクトリーでは4番を務めるほど打撃にも自信をのぞかせるが、この試合は出番なし。「DH制だったから……」と諦めたものの、打つ気は満々だった。

 11月に巨人が女子チームの設立を発表。大好きな島野の入団も決まり、「大人になってもこのユニホームを着れるように頑張りたい」と明確になった。目標に向け、まずは大舞台で躍動。伝統あるユニホームを着てマウンドで堂々投げ込む姿は、小学生とは思えない風格が漂っていた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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