未来の4番候補にポスト“坂本勇人”の遊撃手… 巨人ネクストブレークの6選手
投手には奥川、佐々木に負けない同世代ドラ1や先発ローテ候補も…
○堀田賢慎投手(3年目・21歳)
2019年のドラフト1位右腕が、来季、注目を浴びる一年になるだろう。2020年にトミー・ジョン手術を行い、リハビリを続けてきた。2021年8月に実戦復帰し、自己最速155キロにまで球速がアップした。黙々とリハビリを行い、同じ手術を受けたことのあるダルビッシュ有投手(パドレス)、大谷翔平投手(エンゼルス)の術後の経過なども頭に入れ、痛みと付き合ってきた。同学年で同じドラフト1位の奥川(ヤクルト)、佐々木朗(ロッテ)、宮城(オリックス)らにもひけをとらないほどの能力を秘めている。
○山崎伊織投手(2年目・24歳)
2020年6月にトミー・ジョン手術を受けたが、同年ドラフト2位で東海大から入団。2021年は実戦登板はなかったが、順調にリハビリは進んでおり、2022年シーズンは戦力として数えられそうだ。最速153キロの直球が武器の本格派右腕で、侍ジャパン大学日本代表にも選ばれるなど、期待の先発ローテ候補。大学の先輩でもあるエース・菅野智之投手がかつて付けていた背番号19が1軍のマウンドに立つ日も近い。
○戸田懐生投手(2年目・22歳)
四国アイランドリーグの徳島から昨年の育成ドラフト7位で入団。今年6月に支配下登録されると、1軍では救援で3試合に登板。防御率は0.00だった。イースタン・リーグでは主に先発として18登板で8勝1敗、防御率3.30の好成績を残した。打者に向かっていく闘争心あふれる投球が持ち味で先発でも中継ぎでも期待ができる。
1軍の公式戦に出場したメンバーは多くないが、高い能力を持つ選手が牙を研ぐ。だが、巨人は育成と常勝が求められるチームとあり、他球団に比べると1軍定着への道は厳しいかもしれない。リーグの覇権を奪回するためにも若手の底上げは急務。戦力の台頭を期待したい。
(Full-Count編集部)