まだまだ逸材眠る“朗希世代” ドラフト解禁の高卒3年目ら…注目の社会人選手は

大阪ガスの三井健右(左)と河野佳【写真:中戸川知世】
大阪ガスの三井健右(左)と河野佳【写真:中戸川知世】

度会の父は元燕選手、投手は大阪ガス・河野ら“佐々木朗希世代”に注目

 2021年の社会人球界は、夏に行われた日本選手権を大阪ガス、冬に行われた都市対抗を東京ガスが制した。秋のプロ野球ドラフト会議でも3位までに6人の名が挙がるなど、プロの目にも即戦力候補として見られる世界だ。今年高校から社会人入りし3年目を迎え、プロの指名が解禁となるのはロッテの佐々木朗希投手や、オリックスの宮城大弥投手と同世代。この世代を中心に注目選手を紹介する。

○河野佳(かわの・けい)投手(大阪ガス)
 最速151キロを誇る右腕。広陵高では2年夏と3年春に甲子園出場。2019年選抜1回戦で八戸学院光星高を相手に最速150キロをマークして完封勝利を挙げた。社会人2年目の2021年は日本選手権で4試合19回無失点の快投を見せて優勝に貢献、MVPを受賞した。

○林優樹投手(西濃運輸)
 最速145キロを誇る173センチ、70キロの細身の左腕。滋賀・近江高では2018年春夏、19年夏の甲子園に出場。18年夏は準々決勝で金足農に2ランスクイズで逆転サヨナラ負けを喫した。3年時にはロッテ・佐々木朗らとU-18日本代表入り。高校時代は最速136キロだったが社会人で球速が増した。

○三井健右外野手(大阪ガス)
 186センチ、97キロの体格を誇る、豪快なスイングが特徴の右投左打のスラッガー。大阪桐蔭高で2016年選抜に「4番・左翼」で出場。立大ではリーグ戦通算9本塁打を放ち、4年時の秋季リーグでベストナインを受賞した。大阪ガス1年目の2021年は日本選手権で打率.350、1本塁打、5打点の活躍で優勝に貢献した。

○度会隆輝内野手(ENEOS)
 かつてヤクルトで活躍した度会博文氏の次男。横浜高では1年からベンチ入り。シュアな打撃で活躍したが、プロ志望届を提出した2020年ドラフト会議では指名されなかった。社会人1年目から頭角を現し、都市対抗1回戦のJR東海戦で本塁打を放った。ドラフト解禁は2023年。

(Full-Count編集部)

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