エ軍アップトンは今季中にトレードかDFAに? 年俸32億円契約最終年を米メディア展望
ロックアウト後にするべきことは「さらなる投手補強」
エンゼルスのジャスティン・アップトン外野手は今季、5年総額1億600万ドル(約123億円)という大型契約の最終年を迎える。米メディア「スポーティング・ニュース」が、ア・リーグ西地区球団がロックアウト後に取り組むべき優先事項を紹介。アップトンの去就にも言及した。
同メディアは、ロックアウト前に結んだ契約について「ローテーションにおける“カムバック”候補数名と契約を結んだ」とし、過去6年で5先発登板&263救援登板のマイケル・ローレンゼンについては「不確定な要素」と慎重な姿勢だ。
一方、2021年にトミー・ジョン手術のリハビリを終え2登板(計2イニング)したノア・シンダーガードについては「上手くいく可能性はある。来年はエンゼルスの中で最高の投手になり得るだろう」と期待した。救援左腕のアーロン・ループと契約し、守護神のライセル・イグレシアスと再契約したが、ロックアウト後に真っ先にすべきことには「さらなる投手獲得」を挙げるなど、プレーオフ進出へ向け投手補強を続行すべきだと主張した。
その他にすべきこととしたのが「アップトンの(トレードでの)買い手が現れるかの見極め」だという。「2022年には2800万ドル(約32億円)の年俸で、契約最終年となっている。エンゼルスはその金額をどのみち払うことになるだろう。それについて手助けする球団は他にどこにもない」と大型契約最終年の展望を述べ、シーズン中にエンゼルスを退団したプホルスと同じDFAの道となる可能性についても触れた。
アップトンは2007年にダイヤモンドバックスで大リーグデビューしてから15年間で通算324本塁打、1000打点を記録。直近3年間は左脚の負傷や右腰の張りで負傷者リスト入りするなど、今季は89試合の出場で打率.211、17本塁打41打点だった。
(Full-Count編集部)