打者・大谷翔平を「過小評価していた」米専門家が“懺悔”「歩かせるべきだね」

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

投球分析家とデータ会社創業者が語る「大谷を抑える方法」

「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家、ロブ・フリードマン氏が自身のYouTubeチャンネルにアップした動画で、打者としてのエンゼルス・大谷翔平投手について語り尽くしている。米データ会社のコーディファイ・ベースボールの創業者マイケル・フィッシャー氏との対談であらゆる角度から大谷を分析。フリードマン氏の口からは「彼を打者として過小評価していた」との“懺悔”も飛び出した。

 コーディファイ・ベースボールはシェーン・ビーバー(インディアンス)やマーカス・ストローマン(カブス)ら大リーグでもトップクラスの投手にデータを提供している。その立場からフィッシャー氏は今季の“戦い”を「一番時間をかけて特別に対策を練った打者は大谷かもしれない」と振り返った。さらに「でも、彼が絶好調の時はそんなの関係ないんだ。足を下ろして、バットを振れば430フィート(約131.1メートル)飛んでいく。『何あれ?』って感じだよ。誰もまねできない」とお手上げだったことを明かす。

 またフリードマン氏は「私は彼を打者として過小評価していた」と懺悔。「1打席だけ見れば、穴があるように見える。でも彼は修正して、抑えられると思っていた球を突然スタンドに運んだりする」と試合を経て進化する姿に驚きを隠さない。

 フィッシャー氏も「追い込まれる前に、3~6インチ(7.6センチ~15.2センチ)本塁から離れた球を投げれば、彼はいつでも見逃す。でも審判がそれをストライクと判定することが多く、彼は自分で自分を追い詰めてしまう」と大谷の弱点を指摘。さらに「追い込まれた時に、逃げていくボールを見逃せない」とも。ただ大谷は、やられたままでは終わらないのだという。

「どうやって手が届いた? どうやって体を回した?」驚きの連続

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