打者・大谷翔平を「過小評価していた」米専門家が“懺悔”「歩かせるべきだね」
「どうやって手が届いた? どうやって体を回した?」驚きの連続
投手へ、データに基づいたアドバイスを与えるのがフィッシャー氏の仕事だ。今季「ある投手には、大谷が弱いというデータが出ていた内角高めに速球を投げろと伝えていた。その次は外角低めに非常にいいチェンジアップ」と具体的な指示を行ったことを明かす。これは打てる可能性は低いというデータに基づいており、得意、苦手なコースを図示しても「氷のように冷え冷えしていた」という。
ただ結果は、大谷が2球ともホームランにした。その驚きを「本塁から10フィート(約3メートル)離れているのに、どうやって手が届いたの? どうやって体を回したの? という感じだった。エイリアンのような運動能力は見ていて信じられない」と表現する。
これにはフリードマン氏も「目の位置ほど高い球も、足首の位置ほど低い球も打ってしまう。あのスイングは教えられるものじゃない。運動神経、信じられないボディコントロール、彼に関する全てのことが常軌を逸している。確かにエイリアンのようだ」と同調。驚きを隠さない。
さらにフィッシャー氏は「スローで見たら、体が開いていてとても当たらないような外角一杯の美しい球も、バットを伸ばして逆方向のフェンスを越えていった。どうしたらいいんだって感じさ。一塁が空いていて彼が絶好調なら、歩かせるべきだね」とお手上げの様子だった。
(Full-Count編集部)